坂道系握手会バイトルポ
7:30
会場近くの駅に集合。
いろんなバイト派遣会社の人が、旅行の添乗員かのように旗を持ってお出迎え。
点呼をとられて会場に移動。ひとりバックレた奴がいるらしい。
バイトはヒラの無気力系大学生が8割。社員と話したりするベテラン感出してるバイト大学生が数人。
8:00
会場の外にはもうオタクの列ができている、さすが。
会場につくと、うっすいマニュアルを配られ、うっすい説明をされる。
女は中で受付、男は外で看板持ってろみたいな感じらしい。
暑い暑い外でよくわからん便利屋という名の余りものの仕事を割り当てられそうになる。が、先述のバックレた奴のおかげで屋内の勤務を勝ち取る。感謝しかない
9:00
握手会が始まる。
僕の仕事は一方通行の逆流を防ぐだけ。しかも2交代制で30分ごとに休めるヌルゲー。人余ってんのかな。
10:00
立ってるだけなので、早速飽きが来る。
客にたまーに話しかけられてコミュニケーションがとれる喜びを感じた。が、道を聞かれたりしなても、余裕でなにもわからない。最低時給なので許してください。
控室は地獄みたいな空気だっが、とりあえず鉄壁を開き周りの大学生を威圧。
12:00
昼食が支給される。思ってたより美味。
15:00
ぼーっと突っ立ってたら、なんか逆流を見逃してたらしく社員に怖い顔をされる。
社員 「今通ったよ💢」
コミュ障「アッ(次から気をつけま)ッス」
18:00
夕飯が支給される。ちゃんと昼とは別の店の弁当が届くありがたさ。運営側がまとめて発注してるのかな。
20:00
握手会が終わり、片付けが始まる
突っ立ってるだけで給料がもらえるのかと思っていたら、最後の最後に肉体労働をさせられてしまい萎えた。
21:00
社員「女子は危ないから帰っていいよー」
ヒョロガリ「(便乗して帰りてー)」
このあとはうまいこと仕事してる感を出して、肉体労働を避けようとする。
謎にベテラン感を出してたバイト大学生のことを密かにバカにしていたが、ちゃんと主体的に動ける有能だった。萌える。
22:00
解散。
近くでアイドルが見れて云々みたいなことを話している人もいた。
総評
- 来場していた友人に会ったのがハイライト
- 情報が貰えないのでつまらないが、なんもせずに給料が貰えるので許せる
- 日頃から警備員さんに挨拶したい気持ちになる
(これはフィクションかもしれないです)
中学時代、アフィカスとして2.5万稼いだ話
さっき記帳をしてきたら、g○ogle adsenseで多少稼いだころを思い出したので書きます。
きっかけ
中2のころ、謎の自信と承認欲求を拗らせた結果、金が稼ぎたくて仕方がない時期がありました。(自分は天才なので稼げて当然、金が稼げる=社会に必要、的なアレな思想だったたぶん)
とはいえ、中学生はバイトができないので金を稼ぐ方法が
- クラウドソーシング的なので1文字いくらのライター
- ようつべ
- ブログ
くらいしかなかったわけです。
ひとつめは自分みたいな天才のやることではないと思ったし、ようつべは顔出し声出しに抵抗があったので、ブログを始めようということになりました。
スポナビブログ
でまあブログを細々と初め、adsenseを貼ってた(怪しい商品紹介とかは流石に抵抗があったし、自分みたいな天才がやることでは(以下略))のですが、集客が全然できないことに気づきました。(当たり前)
ここで目をつけたのがスポナビブログです。スポナビブログは、新着記事というだけでyahooのトップみたいなところに表示されるのでバカみたいにpvが稼げる場でした。広告禁止なのでプロブロガーみたいなのが少ないこともあって需給がおかしな場でした。
で、天才ぼくは考えました。
スポナビブログに適当な記事を書き、自分のブログのリンクを張って集客すればいいのでは?と
具体的には、スポナビブログには野球の試合の感想などの毎日書ける記事を書き、広告ありのブログに書いた選手紹介記事とかのリンクを関連記事的な感じで張りました。
ドラフト
このやり方をやっている人はほとんどいないっぽかったのですが、案外うまく行きました。
スポナビブログが7万pv/月
広告ありブログが2万pv/月くらい
特に伸びやすかったのが、ドラフト指名された無名選手の記事です。やっぱり情報がないのでみんな気になるんですね。
とはいえ、僕も独自の情報網があるわけではないので、いかがでしたか?系レベルな記事を書いてしまったわけです……恥ずかしい。
終焉
そんなこんなでお小遣いを生み出してくれた僕のブログですが、スポナビブログ様が終了してしまい、オワコンになりました。
まあまあおもしろい経験だったとは思います。
マイナポイントで読み取りエラーが出る際はアプリの権限を......
感想 —— てのひらの宇宙
最近,SFアンソロジーをちょこちょこ読んでいるでいる。『星雲賞短篇傑作編 てのひらの宇宙』を読み始めたら,当たり作多めな気配を感じたので感想をざっと綴ることにした。
フル・ネルソン —— 筒井康隆
記念すべき第一回受賞作。訳がわからないけどなんか面白い気がする感じの作品。わからないけど面白いと言うのは,サイバーパンクにありがちな方面の話ではなく,もっと実験的と言うか誰が読んでも作者さえもわからないみたいな感じ。
白壁の文字は夕陽に映える —— 荒巻義雄
精神医学系と言われるようなジャンルのSF。そもそもが好きな題材であるし,途中から伝奇的な要素も混じってくるのが非常に良い。『パプリカ』とか好きな人は好きかな? 50年近く前に書かれ,ググってもあんま情報・感想が出てこない作品ではあるが1度読んで欲しいなと思える。
ヴォミーサ —— 小松左京
ミステリSF的な話。個人的にはどんでん返し度がそこそこ高く面白かった。よくありそうな設定だけど意外と読んだことがないような……
言葉使い師 —— 神林長平
息の長い神林長平氏,『10年代傑作選』でもみたような……。言葉の力,みたいななんとなく幻想感のある二人称小説。
火星鉄道一九 —— 谷甲州
“リアル” な宇宙戦争もの。がんばるおっさんみたいなとこが本編かもしれない。
山の上の交響楽 —— 中井紀夫
伴名練さんも薦めていたような気がする作品。
音楽の話なんだけど,最後の方は視覚的な美しさもある。いわゆるSFっぽさはあんまりないけれど非現実な世界を通して現実世界を描くというのは本質的にSFっぽい。この人たちも自分たちと同じように悩むのだなみたいな。
恐竜ラウレンティスの幻視 —— 梶尾真治
—— はじめに言葉ありき
恐竜と知性がテーマ。知性は素晴らしいものなのか?っていう。
そばかすのフィギュア —— 菅浩江
SFオタクが好きそうな要素詰め合わせ的な感じらしい。
テーマとしては,ロボットと人間の関係と恋。軽く読みやすい話だけど好きですね。
くるぐる使い —— 大槻ケンヂ
不勉強なもので大槻ケンヂという名前に聞き覚えがなかったが,ロックミュージシャンの傍90年代にsfをいくつか書いていたらしい。
この作品はSFといっても伝奇ものというかホラーというかオカルトというかという感じで,割と個人的には好きな部類。
ダイエットの方程式 —— 草上仁
なんとなく内容の察せられる1タイトルだが,あんまり元ネタとは関係がない感じで面白かった。
インデペンデンス・デイ・イン・オオサカ —— 大原まりこ
『SFバカ本』のために書き下ろされた正真正銘のバカSF。大風呂敷・宇宙人,こういうの大好き。舞台が大阪なのもいい味だしてる。
ランキングをつけるなら —— 終わりに
- 白壁の文字は夕日に映える
- インデペンデンス・でイ・イン・オオサカ
- くるぐる使い
って感じかな。時代順に並んでいるアンソロジーなので,第一世代やっぱり面白いなーでも最近のも読みやすいし好きだなーみたいな楽しみもできてよかった。
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『冷たい方程式』を元にした方程式ものというジャンルがある。『冷たい方程式』自体はそれが表題の短篇集で読めるが,他の収録作は割と微妙。↩
つくりかけのプラモデル
一家に一台、つくりかけのプラモデル。